この章では、windows 10 を想定し、pythonでmemoryRLを動かすための環境構築を説明します。

Anaconda インストール

まず、pythonの基本的な環境として、anaconda をインストールします。

参考
Windows版Anacondaのインストール

仮想環境作成

次に、特定のpythonのバージョンやモジュールのバージョンの環境を設定するために、conda で仮想環境を作成します。

参考
【初心者向け】Anacondaで仮想環境を作ってみる
python japan, Conda コマンド

スタートメニューからAnaconda Powershell Prompt を立ち上げます。

で、mRLという名前の仮想環境をpython3.6 で作成します。

として、mRLをアクティベートします(仮想環境に入る)。

で、tensorflow, numpy, h5py をバージョン指定でインストールします。

opencv-pythonとmatplotlib は、最新のバージョンでインストールします。

今後、この仮想環境 mRL に入ると、今インストールしたモジュール(ライブラリ)の環境で、
プログラムを動かすことができます。

で仮想環境から抜けることができます。

あとよく使うコマンドとして、

で、今まで作った仮想環境を表示することができます。

memoryRLのダウンロードとテスト

memoryRLは、本記事用に作成したプログラムのセットです。ここでは、memoryRLを動かす準備をします。

ブラウザで、以下のURLに行きます。
https://github.com/itoshin-tech/memoryRL

Code から、Download zip を選び、PCの適当な場所(C:\myWorks\ を想定)に保存して解凍すると、memoryRL-master というフォルダが作られます(※gitをインストールしている人は、git clone https://github.com/itoshin-tech/memoryRL.git でダウンロードしてもOKです)。

cd コマンドで memoryRL-master のフォルダ内に入ります。

でq学習のシミュレーションが開始すれば環境構築は成功です。

数秒後に学習曲線が表示されます。

[q]を押すとグラフが消えて終了します。

とすると、q学習がタスクを解く様子を見ることができます。
[q]を押すと終了します。

これで準備は完了です。

必要ならエディターをインストール

プログラムの中を見たり、改良するのであれば、エディターが必要です。私は、microsoft の Visual Studio Code を使っています。無料で使用できますが、プログラムの支援機能や、便利なgitとの連携などとても使いやすいです。

下の記事によると、インストールはanaconda からできるのですね。まだ試したことはないですが、便利そうです。

参考
Pythonを開発するエディタVisual Studio Codeについてとそのインストール手順

[top] [01] [02] 次は[03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10]